ネットオークションで以前より欲しかった春画人形が出品されていて、なんとか落札、入手できました。
以下の画像は出品時のもので、私が撮るより綺麗なので、使わせてもらいます。
男女のまぐわいポーズの人形ですが、小さな手びねりの四十八手人形や男女一緒の造形ではなく、博多人形のような中空の陶器製で、大きさも30cmほどあり、スケール的には1/6ぐらいあります。
状態も非常に良く、多少にスレや汚れはありますが、つい最近作ったかのように綺麗でした。
特に男性の表情が秀逸!「ああ、もう出る!」みたいな(笑)
このグーにした手もリアルです。
うがった見方をすると、女性の造形よりも、男の造形の方が力(りき)が入っているような気さえします(笑)
また人形を収める(飾る?)部屋まで付いてましたが、これが元々の仕様なのか、前の持ち主のオーダー(or自作?)なのかは不明です。
でもこの部屋の作りも高床で、障子などの建具の具合も、とても良いです。
コンセントにつなぐと電球で明かりが点きますが、行燈とかのほうが情緒があるでしょうね。改造してみよかな。
ただ、この部屋のくたびれ具合を見ると、やはり制作されたのは20年以上経っていると思いますので、大切に保存されていたんでしょう。
さてこの人形、山梨県の某秘宝館で見てから、他の裏絵博多人形などの春画人形とは一線を画した造形で、とても欲しかったものでした。(下の画像は秘宝館のもの)
もしかしたら、オーダーで作られたものかもと思っていましたが、愛知県 吉浜人形店の元 紫峰人形美術館にあった風俗人形にも良く似たものがあり、ある時期には一般に販売されていたものかもしれません。
(下の画像は吉浜人形店のもの)
でもどんなルートで販売されていたんでしょうね?
表では普通に雛人形や五月人形を売っているお店で、好事家相手に「実はこんなものもありまっせ・・・」的な商売品だったんでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
実は秘宝館めぐりをしていて、欲しい!と思った品が3つあり、今回の人形がその一つでした。
もう一点、このまぐわい人形も欲しかったものの一つでしたが、
すでに入手済み。ま、状態はすこぶる悪いですが。
そして最後の一点がこの母子像なんですが、これはさすがに入手は困難でしょうね。
関連日記:あ~!くちおしや!くちおしや!
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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