「日本歴代風俗人形」と言ってもエッチな風俗じゃありません!
ネットオークションで「日本歴代風俗人形」12体を入手しました。
それなりに古そうで、かなり傷んでおり、欠けや部品の紛失などもかなりあり、状態は悪いものでした。
台座に刻印があり「東京文運堂製」とあります。
12体は一揃いのイメージがありますが、はてさて、これが全種かどうか分かりません。
大きさはこれぐらい。約21~27㎝でスケール的には1/8ぐらいでしょうか。
各人形には説明のシールが貼ってあったようですが、かなり損傷が激しく、読み取れないもの、シール自体が無くなっているのもありました。
・男性(時代は順不同です)
1)古墳時代の兵士? (シール紛失 予想)
2)平安時代 公家武官夏束帯 (シール紛失 予想)
3)源平時代 武士の武装 源義経
4)鎌倉時代 山〇〇の武装 比叡山僧 (〇は読めず)
6)室町時代 武士の狩り装束 足利義満
7)徳川時代 武官(以下読めず)
8)徳川時代 武士の洋装 〇兵指〇役頭取改役 (〇は読めず)
・女性
9)奈良時代? (シール紛失 予想)
10)平安時代 貴族? (シール紛失 予想)
こう見ると、やはり各時代を網羅しているとは言えないので、もっと種類は多い気がしますね。
さて、「日本歴代風俗人形」で検索すると、そのもは出てきませんが、明治・大正期に活躍した博多人形師 井上清助氏の「世界人類風俗人形」が出てきます。
現在、これらの人形は東京大学総合博物館や福岡市博物館に所蔵されています。
以前ネットオークションでこの人形が出品されたことがあり、入札しましたが、恐ろしい値段(十数万円)になり、途中で諦めました(笑)
追伸(2019年11月11日):保存していた画像が何点か出てきたので、一応張っておきます。
今回の入手した人形は、テイストはよく似ていますが、造型や彩色の質は遠く及びません。
刻印の「東京文運堂製」を調べると「株式会社 文運堂」がヒットしました。
ノートや文具を作っている会社ですが、創業100年を超える会社なので、何か関係があるのかもしれません。
学習教材のひとつとして、小学校の備品として作られた可能性もありますね。あくまで想像ですが。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、情報よろしくお願いします。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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