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2015年9月29日 (火)

浮世絵陰陽和合 木彫春画 懐中香合 

さて、なにかよく分からないものですが、興味があって入手しました。

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桐の化粧箱には「浮世絵陰陽和合」と書かれており、中には約6.4x10.5㎝ 厚み2.3㎝の楕円の物体が6つ。

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ちょうど薄いレモン石鹸のような形で、表面に銘があり、パカッと開けると片方の内側に浮世絵のレリーフが彫刻してあります。
(一応、届いたままの状態で紹介しますが、蓋の銘と中の彫刻に齟齬があるかもしれませんので、あしからず)

これは「喜多川歌麿 絵本小町引」とあり、

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おそらく各浮世絵師の代表春画、枕絵集の図柄のレリーフなんでしょう。

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柘植か榧でしょうか。彫刻自体は、とても緻密に見えますが、表の字がレーザー彫刻みたいなので、骨董品ではなく機械彫り・手彫りの現代の工芸品の一種でしょうね。

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こちらは「葛飾北斎 喜能会之故真通」

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こちらは「歌川国芳 江戸錦吾妻文庫」

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こちらは「渓斎英泉 春情指人形」

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こちらは「歌川国虎 祝言色女男思」

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これが元絵ですね。

S113807g10

これは「歌川国貞 艶紫娯拾余帖」

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挿入部分も陰毛も細かく彫刻されていますね。

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この商品、検索しても出てこないし作者名や製造元名も無いので、勝手な想像ですが、ト○プアートあたりが数量限定で、海外で作らせたものかなにかでしょうね。

出品者の説明では、もともと1点25000円、セットで15万円だったそうです。
もし名のある作家の手彫りなら、1点、数万円してもおかしくないと思いますが、よ~分からん世界なんで、テキトーなこと言わんとこ。

「香合仏」のような夫婦円満、子孫繁栄のお守りの一種かもしれませんね。彩色されたものもあるようです。
どなたかご存知のかたは是非情報を。

(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)

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コメント

又々珍しいモノをゲットしましたね。

この楕円形、レモンでは無く「お米」ではないでしょうか。
昔、寺や仏壇に御供物として重箱に米を入れて備える習慣がありました。

三度のメシより、色事が大好きだった故人の法事に使われたモノでしょう。

飽くまでも個人的推測ですが・・・

稚恵蔵さん、ありがとうございます。
なるほど。五穀豊穣=子孫繁栄という意味合いもあったのかもしれませんね。
私の葬式の際はお棺に入れてもらおうかな

次から次へと、珍しいものを見せていただいて有難うございます。
春画なんて、以前は全く興味がなかったのですが(グロテスクとしか思えなかった。)、カズやんさんのおかげで関心が出てきました。
現在、発売中の「美術手帳」10月号 特集 春画を、昨日買っちゃいました。(この本は、カズやんさんにとっても、必見!!もう購入されました?)

春画だと、ずばりのシーンが無修正で発売なのに、写真やマンガだとボカシが入る。不公平というか、不思議です。

マ、いろいろなものが、ドンドン解禁されていくので、長生きしましょう。

ちょうど現在、大英博物館から逆輸入のような形で、東京で「春画展」が開催されていて、いろんなところで特集が組まれてますね。昨日見た報道では女性の観覧者のほうが多いらしいですよ。

でも私が持ってる春画・枕絵を紹介した画集なども、ほんの20年ほど前までは肝心な部分は黒塗りされてましたから、その意味では隔世の感がありますね。
ほんと、この流れでポルノ解禁に・・・ならないか・・・

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