資料発見!「明治日本のエロス」
この前、春画人形などの資料に北原照久氏の「和印」を紹介しましたが、今回紹介するのはそれよりも以前に出版された「秘蔵・性コレクション 明治日本のエロス」福田和彦 著 河出書房新社 1999年刊
春画研究で数々の出版物を著している福田氏の明治期~大正期の浮世絵、源氏絵や人形、絵皿など工芸品に焦点をあてた珍しい著書です。
錦絵やガラス乾板の当時のヌード写真なども網羅しています。
明治期の春画人形は、主に海外への輸出品だったことや、小さな四十八手人形や春画の類は嫁入道具のひとつだったこともわかります。
この手の工芸品は昭和中期まで温泉地のお土産などで形を変えながら残っていたようですが、明らかに作りが雑にになってますね。→参考品
私も持っていますが、この伊万里焼の立像なんて、ほんとうにきれいですね。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
« 若い娘の裏絵博多人形 | トップページ | 春画 博多人形 夫婦座像 裏絵 »
コメント