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2021年4月19日 (月)

佐伯俊男の世界

以前から時間ができたら佐伯俊男氏の絵の世界を作ってみようと思ってました。
氏の描く耽美と怪奇の絵は独特の世界は大好きで、画集も持っています。→ やっぱり佐伯俊男やね! 

さて、本業の仕事に時間が空いたので、ここぞとばかりに作り始めました。

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前から作るならこれと思っていたのが、この人魚の絵。

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いつもと同じく1/12スケールで、針金を芯に石粉粘土でいつものように作ります。

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で、作り始めてすぐ分かりました。佐伯俊男の世界を再現するには、ワシの技量では無理だということ。
ここは開き直って自分の作れそうな人形をアレンジして作ることにしました。

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絵では男性は小枝を持ってますが、何をしようとしているのかよく分からないの、張形を持たせました。浴衣も前をはだけさせてイチモツを屹立。

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はだける部分は後から色を塗るのが難しいので、先に色を塗って、浴衣も粘土を薄くして作り、裏側も塗ってからつけていきました。

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人魚は今回、縄で縛られているので、まず身体を作ってから、縄が食い込む箇所を彫って表現。

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色もいつもようにアクリル絵具。

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ウロコの色もピンクに変えましたが、手を抜きすぎて失敗でした。

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仕事の合間に完成させたかったので急いで塗りましたが、また時間ができたら塗り直そう。

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佐伯色がずいぶん無くなってしまいましたが、これで完成ということで。

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さて、いつもの和風ドールハウスで撮影。

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佐伯俊男氏の絵の耽美と怪奇の世界って、すごくシンプルな線で構成されていて、わりと簡単に立体化できそうだが難しいように思います。そのまま立体化しても陳腐かも。
むしろ寺山修司の役者のような、リアルな人形に白塗りして、一見シンプルに見えるが実は肉感的な造形でないと再現できないかもしれないのかもしれませんね

追記:ウロコ塗り直しました 

(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)

 

 

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コメント

絵では男性は小枝を持ってますが、何をしようとしているのかよく分からないの、

ひょっとすると「生け花」をするつもりでは??

62才北村さん

おそらく私もそう思って、小さい造花を用意したんですが、張形のほうが面白いかな?って変えちゃいました(笑)

佐伯俊男の絵(強い輪郭線で平板的な絵)を、カズやんさんが立体化する!興味シンシンで見させてもらいました。
いやあ~、イイですね。ラストの写真、素晴らしい!!
私は、鳥獣戯画の蛙や兎や猿のフィギャア7種類(キタンクラブのもの)を持っていますが、二次元の絵を立体化することは、面白く マンガのキャラの立体化とは違ったトキメキがあります。
これからも、二次元の立体化をいろいろ作ってください。

を立体化

KAIONさん
ありがとうございます。佐伯氏の絵独特の雰囲気はとても出せませんでしたが、とりあえず形にできて自己満足いています(笑)
まだ作りたい絵がたくさんありますので、また挑戦してみます(^o^)

待ってました、新作。それも国宝級の出来栄え。
佐伯俊男という人物は知りませんせしたが、この絵の人魚にこんなことをしているのが世間一般の親御さんや子ども達にばれたら大事でしょうね。
そしてそれを立体化するカズやんさんは凄い。

ななめ30°さん

ありがとうございます。
人魚にいたずらなんて、秘密中の秘密ですね。

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