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2024年3月17日 (日)

謎の人形の正体

特需が終わって本業がヒマになったんですが、作ることしか趣味が無いので、前に入手した謎の艶人形を修理することにしました。

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江戸時代風の男女裸の土人形で、前の持ち主(?)が折れた腕をボンドでくっつけたと思いますが、ボンドが垂れてたり、ずれてたりして雑です(笑)

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また裸のわりに局部の作りも甘く、なによりも組み合わせたときにいまいち様(さま)にならない謎の人形でした。

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さて修理と言っても手持ちの道具で、雑な直し部分に粘土を盛ってヤスリをかけて色を塗るだけです。
2日ほどで修理完了。

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ついでに男のちんぽを大きく作り直し、女性の乳首に色を乗せ、ワレメや陰毛も描きました。

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ところで、そもそもどういう人形だったんでしょう?

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対の人形なのは間違いないと思いますが、裸もままではいまいちポーズが決まらないし…

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想像するに、裸体の作りが簡略化されていることや、もしかするともともと腕が折れていた(分離)可能性もあるので、布の着物を着せていたのかもしれませんね。(着物を着せやすいように関節部分が布でつながれている)

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そう思って、以前訪れた愛知県高浜市にある吉浜人形店「紫峰人形美術館」のブログの写真を確認したところ・・・ありましたがな!同じのが!

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江戸風俗ジオラマにあった盲目の按摩さんと遊女さんの人形!

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この写真の人形かどうかは分かりませんが、同じ種類の人形が、紆余曲折を経て、着物が紛失し、腕を下手糞に接着されたものがネットオークションに出され、わが手に届いたのでしょうかね。

(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)

2024年3月 5日 (火)

現代(いま)風 春画人形を作るぞ

このブログをご覧の方ならご存じかと思いますが、10年ほど前から春画人形を収集しています。
お多福やおかめの人形の裏(底)が裸になっていて、裏返すと女性器が見える縁起物、笑いものは割と昔(明治時代?)からあったようですが、博多人形の名品の裏側に隠し絵のように男女の交接や女性器を作るようになったのは、戦後の占領軍のお土産として作られた頃だと聞いています。

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(画像は京都 千本釈迦堂のおかめ人形)

ま、それでも70年の歴史があるわけですが、私は実際に観光地や温泉地の売店で売られているのは見たことがありませんので、少なくとも30年前ほどにはすでに作られなくなったものだと思います。(とは言うものの、いまでも店主に聞くと、奥から売れ残りみたのが出てくることはたまにあります)

前置きが長くなりましたが、収集を始めてから、この春画人形の現代版を作ってみたら面白いだろうなとぼんやり思っていました。
集めているものの多くは髷を結ったり、着物を着たり、時代的には江戸時代かせいぜい明治時代の男女像です。
まれに洋装の男女や、夢二風の長髪の女性像の春画人形もありますが、まあ大正時代どまりでしょうか(笑)

と言うわけで頭の片隅にずっと現代風の春画人形像を思い続けていて、今回ちょっと時間ができたので、いちど形にしてみることにしました。

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まずは先達たちに敬意を表して、と言うかあまり違うものを作るとただのエッチな人形になってしまう恐れもあるので、よくある炬燵美人の様式を真似て、令和の電気コタツ女学生で作ってみることにしました。
まずは簡単なスケッチを描きます。

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シチュエーションは「コタツでスマホのエッチな動画を見て自分で慰めているうちに暖かくてウトウトして寝てしまった女子高生」

作り方はいつもの石粉粘土製。アクリル絵具彩色です。

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一応やぐらコタツなので、コタツの脚やヒーターも作りました。(電源コードは作っていません 汗)

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構造としては従来の炬燵春画人形よりも複雑になってしまいました。

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スマホはエクス〇リア?

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コタツの必需品のみかん。

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ちょっと昭和っぽい柄のこたつ布団。

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裏返すと・・・

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パンティーはいずこに?

作ってみて思ったのは、やはり先達の人形師たちの腕はさすが!ということ、彩色も見事!と言うことでした。
今回なるべく簡単な布団柄を選んだつもりでしたが、けっこう大変でした。
こんなものを量産していたんですね!

さて、比較に倉庫から同じような炬燵美人の春画人形を探してみたところ、思ってた以上にそっくりの人形が出てきてビックリしました!どっか頭の片隅にこのデザインが残っていたんでしょうね。

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ところで昔の炬燵はどういう構造だったんでしょう?天板無いし。

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実はこれを型取りして量産しようと分割も考えて作ったんですが、彩色に時間がかかるのと、果たして欲しい人がいるのか分からないため、今は未定です。
でもなかなか面白かったので、いろいろ違う形で現代風春画人形をまた作ってみたいと思います。

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(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)

2024年3月 1日 (金)

月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」ディスプレイケース

ちょうど1年前に作った、月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」の人形。

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その時はとりあえず持ってる和風ドールハウスに置いて、なんちゃって写真を撮りそのままうっちゃってました。

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その後の計画では芳年の浮世絵のような背景を作ってジオラマ仕立てにしようと予定していましたが、なんやかんやで1年経ってしまいました(笑)
さて年明け早々本業の納品や、春休みのイベントの用意、作業部屋の引っ越しなどバタバタしていましたが、やっと時間が出来たので新しい作業場での最初に作業で、この背景ジオラマに取り掛かりました。

1年間作業こそしていませんでしたが、どのような感じにするかはずっと頭の片隅でずっと考えていましたので、いざ作業開始となると意外と順調に進みました。

まずこの人形を収める大きさのアクリルケースを探します。
近くのホームセンターで物色しましたが良い感じのものがなく、結局ネットでウェーブのケースを注文。(W145×D145×H245mm)

作業場引っ越しで出てきたスチレンボードを使って、ケースに合わせ、床面・背景2面・天井を切り出し、100均で見つけたグッズや粘土で崩れた土壁や乱雑な土間、桶(たらい)などをでっちあげました。

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ぼろぼろの障子はティッシュペーパー。

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囲炉裏の炎はやはり100均の蝋燭のように明かりが揺らぐLED照明を使用。

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アクリル絵具で着色し、鬼婆など人形を配置。ぶらさがった妊婦は紐だけでは回転して安定しないしので針金で固定しました。

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早速撮影。

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ま、厳しく見られると甘い作りでお恥ずかしいですが、なんとか形にはなったのでは?

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芳年の絵は浮世絵・錦絵特有のまんべんなく光が当たってる図ですが、今回のようにジオラマ仕立てにして、真っ暗なあばら家で囲炉裏の炎だけの明かりの「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」も一興では?

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書棚に置いてみました。

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動画撮ってみました。 


参考ブログ:月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」を作る 

(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)

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