謎の人形の正体
特需が終わって本業がヒマになったんですが、作ることしか趣味が無いので、前に入手した謎の艶人形を修理することにしました。
江戸時代風の男女裸の土人形で、前の持ち主(?)が折れた腕をボンドでくっつけたと思いますが、ボンドが垂れてたり、ずれてたりして雑です(笑)
また裸のわりに局部の作りも甘く、なによりも組み合わせたときにいまいち様(さま)にならない謎の人形でした。
さて修理と言っても手持ちの道具で、雑な直し部分に粘土を盛ってヤスリをかけて色を塗るだけです。
2日ほどで修理完了。
ついでに男のちんぽを大きく作り直し、女性の乳首に色を乗せ、ワレメや陰毛も描きました。
対の人形なのは間違いないと思いますが、裸もままではいまいちポーズが決まらないし…
想像するに、裸体の作りが簡略化されていることや、もしかするともともと腕が折れていた(分離)可能性もあるので、布の着物を着せていたのかもしれませんね。(着物を着せやすいように関節部分が布でつながれている)
そう思って、以前訪れた愛知県高浜市にある吉浜人形店「紫峰人形美術館」のブログの写真を確認したところ・・・ありましたがな!同じのが!
この写真の人形かどうかは分かりませんが、同じ種類の人形が、紆余曲折を経て、着物が紛失し、腕を下手糞に接着されたものがネットオークションに出され、わが手に届いたのでしょうかね。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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