上品な乳房の人形
今年の夏は暑いですね!私の住んでいる京都府南部、工房のある大阪北東部は連日体温越え、40度にせまる暑さが続いています。
さて、昨日8月4日の日曜日、奈良市在住の兄に用事がって、そのついでに平城宮跡歴史公園にある「平城宮いざない館」で現在開催中の「万葉挽歌(レクイエム)」展を見に行きました。
駐車場に車を停め、横目で朱雀門を見ながらいざない館に行く数十メートルを歩くのも暑い!
この「平城宮いざない館」、なんと無料の施設!
一歩入ると、広く冷房の効いた館内は平城宮の成り立ちや遺構の解説や展示があります。
ま、そちらはまたの機会にゆっくり見るとして、今回は企画展の人形展「万葉挽歌(レクイエム)」を見に展示室へ。
人形の作者は永瀬卓氏。解説では中学の美術の先生だったそうですが定年後、独学で制作したものとか!
展示は(おそらく)万葉集の歌とその人形がレイアウトされていると思うのですが、全く知識がありませんが、額田王や倭女王(卑弥呼?)など見たことのある名前も。
万葉集の歌だけではなく古事記に記されている天岩戸に隠れた天照大神を誘い出す乳房をあらわにするアマノウズメノミコトも!
ただその人形はとても美しく気品があり、私のような知識の無い人間も天平時代や神話の世界に引き込まれます。
なんて言うか、制作された方がどのような方なのかは存じませんが、私みたいな下世話な人間が作るとどうも下品になりますが、上品な乳房ですよね~。
まあ、今年のNHK大河「光る君へ」でも思いますが、歴史や古典、古事記や万葉集や古今和歌集などに明るい人はよりドラマや展示を楽しめるんでしょうね。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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