月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」ディスプレイケース
ちょうど1年前に作った、月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」の人形。
その時はとりあえず持ってる和風ドールハウスに置いて、なんちゃって写真を撮りそのままうっちゃってました。
その後の計画では芳年の浮世絵のような背景を作ってジオラマ仕立てにしようと予定していましたが、なんやかんやで1年経ってしまいました(笑)
さて年明け早々本業の納品や、春休みのイベントの用意、作業部屋の引っ越しなどバタバタしていましたが、やっと時間が出来たので新しい作業場での最初に作業で、この背景ジオラマに取り掛かりました。
1年間作業こそしていませんでしたが、どのような感じにするかはずっと頭の片隅でずっと考えていましたので、いざ作業開始となると意外と順調に進みました。
まずこの人形を収める大きさのアクリルケースを探します。
近くのホームセンターで物色しましたが良い感じのものがなく、結局ネットでウェーブのケースを注文。(W145×D145×H245mm)
作業場引っ越しで出てきたスチレンボードを使って、ケースに合わせ、床面・背景2面・天井を切り出し、100均で見つけたグッズや粘土で崩れた土壁や乱雑な土間、桶(たらい)などをでっちあげました。
ぼろぼろの障子はティッシュペーパー。
囲炉裏の炎はやはり100均の蝋燭のように明かりが揺らぐLED照明を使用。
アクリル絵具で着色し、鬼婆など人形を配置。ぶらさがった妊婦は紐だけでは回転して安定しないしので針金で固定しました。
ま、厳しく見られると甘い作りでお恥ずかしいですが、なんとか形にはなったのでは?
芳年の絵は浮世絵・錦絵特有のまんべんなく光が当たってる図ですが、今回のようにジオラマ仕立てにして、真っ暗なあばら家で囲炉裏の炎だけの明かりの「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」も一興では?
書棚に置いてみました。
動画撮ってみました。
参考ブログ:月岡芳年 「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」を作る
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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