カラクリ春画人形を作るぞ
子供のころから工作や絵を描くのが好きで、紆余曲折ありながら今は曲がりなりにもそれを本業にしてます。
ここで作っているエッチな自作の人形も本業の延長で粘土で作ることが多く、止め絵的な彫刻・塑像表現が自然と多くなります。
しかし子供のときはモーターやシャフト、プーリーやギアなどを使って動く模型や工作も好きでした。
それをふと思い出し、春画人形も可動するものが作れるのではないか??と思ったのが今回の始まりでした。
まあ、よく考えると(よく考えなくても)、男女がまぐわっている時の運動と言えば、前後か上下のピストン運動だけです。
大人のオモチャ屋で売ってるような「カクカク人形」も基本それですね(笑)
「もしかしたら簡単に作れるかも?」って、なんか急に子供の頃の工作意欲が湧いて、ネットでカラクリ工作のページや近所のブックオフで工作の本なども見て、上下運動のカラクリを理解しました。
作るのは、みんな大好き「騎乗位(女性上位)」で。
最初はモーター駆動でと思い、タミヤの工作セットのクランクギアを取り寄せましたが、ギア比率など、一度設定してしまうと変えられないのが、なんか邪魔くさいので放置。(コントローラーを入れればいいんですが)
またセリアで売ってたドール素体でシミュレーションしましたが・・・無駄でしたw(可動域が)
結局、実際に粘土で作っていって、その時その時で臨機応変に対処していきます。
まずは最初の一歩で、簡単な手回しで作ろうと、簡単な設計図(スケッチ?)。
カラクリの機構としては、カラクリとも言えない単純な、手回しの回転軸に上下の機構を作って、チンチンの先から出る軸で、女性を上下させます。
女性の足低を固定して、可動部分は膝関節のみにしました。
当初は、肘も可動にしないと、お乳も揺れる方が良いな!髪の毛もドールヘアーを使って揺らそう!おっさんの頭も連動するとか色々思い、材料も買いましたが、技術も時間も追いつかず、まずは膝の可動だけで完成を目指しました。
さて、問題の膝の可動ですが、球体関節などのように一軸性可動にこだわると色々制約が出そうなので、太腿と下腿の間は紐でつないだだけの、ぶらんぶらんの状態にしました。
また完成時の外観から、関節部分は薄いゴム(指サック)でつなぎました。
後は、いつもの粘土製の人形を作る要領で、男女とも作っていきました。(今回、いつもにも増して雑なのは、試作の気持ちで、ファンドを使わずフォルモも使ったせいですw)
スケールはちょっと大きく10分の1です。
まあ、手回しの軸のクランクの高さなどは、現場合わせで、たまたま上手いこといった感じもありますが、まあまあ思った感じには出来ました。
何度も書くように今回は完成度よりも可能性重視で制作。
関節を覆う素材(耐久性も含め)や、カラクリに必要な素材(工作商品など)も増えると良いですね。
こちらGIF動画。クリックしてご覧ください。
こちらに長い目の動画があります。(音声注意w)
ただ、こんな簡単なカラクリ(とも言えない)の春画人形が今まで無かったはずもなく、おそらく誰も知らない、名人の作った好事家のみのコレクションしている逸品が人知れずあるんだろうな、と思いました。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
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