湯浴み美人と針供養の博多人形
ネットオークションでとても艶っぽい、古い博多人形を入手しました。
片胸の乳首が露わになっているのはもちろんエロチックですが、肌にぴったりと張り付き、身体の曲線が見事に表現された着物(長襦袢?)も表現は他に見たことがないくらい魅力的です。
お顔も大原麗子似で、美人度も私の持っている人形のなかでも上位です。
入手時かなり汚れいましたので、消しゴムを使って少しきれいにしました。
また破損や紛失していた櫛や簪の先なども作り直しました。
作家名が無いのが残念ですが、私が持ってる博多人形の中でも色っぽさはナンバー1かも。
高さ約22㎝。
もう一点、とてもチャーミングな、古い博多人形も入手しました。
古い博多人形では、浮世絵やその当時に人気画家の絵をモチーフにしたと思われるものがありますが、これは大正期に活躍した女流画家 木谷(吉岡)千種(きたに(よしおか) ちぐさ)の「針供養」をモチーフにした人形だと思われます。
細かい着物の柄までしっかり描かれています。
糸巻き糸もきれいに残っています。
チャーミングなお顔。
こちらは同じモチーフで春画人形もあります。
少し小さく、造形や彩色の出来がやや落ちますね。
(このブログは「春画人形の世界」 の一部です)
最近のコメント